マニプールでの生活 マニプール州について

北東インド マニプールの七不思議

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インド北東部にあるマニプール州の七不思議についてご紹介。

マニプールに住んで驚いた、マニプールにしかないたくさんの独特の伝統や文化のうち7つをご紹介。

世界広しといえど北東インドのマニプール州に関する日本語のブログ記事を専門に書いているのは筆者だけだと確信しているので、書かせていただきたい。

私たち日本人の感覚とは違った一面があってとても面白い。

マニプール州の七不思議

マニアックな場所だからこそ独自の習慣や文化が根付いている。

今回ご紹介する七不思議は、マニプールの面白い独特な風習の中でも筆者が選んだものを厳選してご紹介。

①お釣りが駄菓子

北東インドマニプールでは現金で買い物をしたときに細かいお釣りをくれる代わりに同じ値段の駄菓子を渡してくる。

この写真左下のチョコレートがそれ、1個5ルピー

つまりお釣りを使って駄菓子を買わされる。勝手に、しかもいらないのに〜、、、

マニプールに住み始めた時はそのシステムを知らなかったので、筆者が日本人だからサービスでつけてくれていると勘違いしていた。喜んでお礼もしていた。

細かいお釣りは面倒臭いので駄菓子を買うか提案してくるのであればまだしも、勝手にその辺にある適当な飴やチョコを袋に入れてくるのがマニプール流で面白いせめて選ばせてほしい。

お釣りが10ルピー以下だと全然駄菓子を買わされるので、レジ横の飴や小さいチョコを見て事前に欲しいものを確認しておこう。もちろんこちらから選ぶことはできる。

ちなみにこれはマニプールでのローカルルールであることは地元の人たちも自覚しているようで、「これマニプール以外でやったら客と喧嘩になるどね、、」って言っていた。

売店で買い物する際にはお釣りの代わりにどの駄菓子が欲しいか事前にチェックしておこう!

②タクシーがない

マニプールではUberやOlaなどの配車アプリはおろか、自動車のタクシーがない。

旅行者に欠かせないタクシーが使えないのが、マニプールの観光地としてみた時の最大の泣きどころであり、旅行者を阻み続け、いつしか秘境と呼ばれるようになった所以でもある。

北東インドには他にもタクシーなどのサービスがない場所もあるが、それはもっと小さい町の話。

マニプールの州都であるインパールでも使えないのは残念としか言えない。

厳密には2022年からUber Motoというバイクタクシーサービスは使えるようになっが、それもまだ一部の限られた場所だけ。

こちらがUberで配車を依頼する時の画像。

Uber Moto以外の選択肢は出てこない状態。

Uber Motoはバイクの後ろに乗せてもらって2人乗りで行く。つまり一人しか乗れない。。。

旅行者は結局下の写真のようなオートリクシャに乗るか、専属のドライバー兼ガイドを雇うしかない。

③料理が辛すぎる

マニプール料理は美味しいけど辛い!ほとんど辛い!

日本人にとって辛いだけかと思いきや、地元の人もヒーヒー言いながら食べている。

”辛いの平気”マウントをとってくる。人によっては料理に入っている唐辛子が足りないので、唐辛子をかじりながら料理を食べる猛者もいる。

上の写真右下にあるのが唐辛子、辛さが足りない人用についてくる。間違っても一番最初から食べないようにしよう。

特に辛い唐辛子が地元で「ウモロ」と呼ばれているキングチリ辛いというより痛いという表現がしっくりくる。

辛いのを食べることが地元の人にとってはストレス発散にもなったりするのだろうか、食べながら会話ができない。

でも慣れるとその辛さがなくては物足りなくなってゆく、、、

辛いものをたくさん食べるせいか、マニプールの人は胃の病気になる人が多いらしい。

それでもマニプールの人は今日も辛いカレーを食べている。

④お酒が売ってない

北東インドマニプールではお酒が公に売られていない。

お酒の販売自体は最近になって解禁されるようになった、でも治安の悪化を心配して地元のおばちゃんたちが酒類の公の販売を嫌っているらしい。

お酒好きにはとっても痛い事実。

とはいえマニプールにも地酒がきちんとある、マニプールの穀倉地帯でとれた地元米を使ったライスビール。赤米で作ったライスビールもおすすめ。

天然の爽やかな甘味が特徴。許可を得ている場所がお酒を作っているらしい。

⑤おばちゃんが強い

マニプールではおばちゃんが強い。

どれくらい強いかというと、デモ行進や暴動を扇動するのは大抵おばちゃん。

道路で座り込みの反対運動をしたり、国から派遣された軍隊が信用できないからと村から追い出してしまうのもおばちゃん。

自分の地区を夜通し交代で警備するのもおばちゃん。マニプール最大の市場イマ・ケイテルで商売をしているのは全ておばちゃん。

かつて第二次世界大戦中、男が戦いに行ってマニプールを留守にしている間は女性が守っていたらしい、拳銃を持ったイギリス軍に素手で抵抗するおばちゃんの銅像もあるくらい。

⑥肉は血抜きされていない

日本ではスーパーや肉屋で売られている肉は全て血抜きされているのが当たり前だが、マニプールの肉は基本血抜きされていない。

インド政府は血抜きをするように指示しているらしいが、マニプールの大部分では血の入った肉が今も売られている。

ローカルの話では、血の入っている肉の方が美味しいという考えや、重さで売るときに血が入っていた方が肉が重くなって得するという考えがあるらしい。詳細は未だ不明。

北東インドの他の州でも肉屋によっては血抜きされていない場所も少しはあるらしい。

イスラム教徒のムスリムの肉やは血抜きをする。

⑦日本語の"ハイ"はマニプリ語で”ホイ”

人と話す時の日本語の相槌”はい”はマニプールの言語マニプリ語では”ホイ”。

返事がホイってちょっと可愛い。特に子供たちがホイホイ言っているのが。。。。

初め聞いた時、相手が冗談で言っているのかと思ってしまった。

でもマニプールの人はみんな至極真面目な表情でホイホイ言っている。お客にも、上司にも、親にも。

この相槌は慣れるまで少し時間がかかってしまった。でも今は気に入っている。日本で使わないように気をつけている。

マニプール州の七不思議 まとめ

今回は北東インドマニプール州の独特の伝統や習慣を7つご紹介した。

インドの東端に位置し、ミャンマーと国境を面するマニプール州は私たち日本人がイメージするインドとはまた違っている。

発展途上の場所で観光地化もされていない。だからこそ今まで守られてきた文化がある。

その現地の文化や伝統、習慣を知ると、現地の人たちがどんな考えをしているのか知るきっかけになってとても面白い。

ぜひこの記事をきっかけに、「インドにこんな所あるんだ〜」「インドって一言で言っても色々あるんだなぁ」とマニプールに親近感を持ってくれると嬉しい。

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