北東インドマニプールにある日本人でもホッとできる癒しのカフェ&レストランを20ヶ所ご紹介。
マニプールを訪問する外国人が行きやすい立地、清潔感、味、サービスの良いカフェを選んでみた。
ついでにマニプールで注文する際のポイントも併せてご紹介。
マニプールでのインド料理に胃が疲れたら行ってみてほしい。
マニプール州都インパールのカフェ
マニプールに限らず、インドのカフェは見た目が良くても不衛生だったり、サービスが悪かったり、料理が美味しくなかったり、臨時休業が多かったりする。
意外とお気に入りの良いカフェを見つけるのが難しい。
まずはマニプールの州都インパールにエリアに限定して、日本人の筆者おすすめのカフェをご紹介。
1.Forage
最初に紹介したいのがこちらのカフェ。名前は「Forage」。
インパール市内で本格的なコーヒーが飲めるカフェの中では最もリーズナブルな価格。
今回一番おすすめしたいカフェ。
バリスタが入れてくれる本格コーヒーがなんと70ルピーから!
他にもマニプールのB級グルメのSinju[シンジュ]や、特製のサルサソースが相性ぴったりのビーフブリトーがおすすめ。メニューは洋食が多い。
こちらがシンジュ。
これがビーフブリトー
カフェ店内は最近リニューアルされてとっても衛生的。外のテラス席も気持ちいい。
ここでは自社開発したコンブチャやタバスコも販売されている。
2.Agora Coffee House
最近オープンした本格的なコーヒーが飲めるコーヒーショップ兼スタジオ。
オーナーは自身のコーヒー農園&コーヒーブランドを立ち上げようとしているほどのコーヒー好き。
メニューの価格は全体的に高めの設定。
食事はできないが、焼き立てのパンやケーキ、クッキーをコーヒーと一緒に楽しむことができる。
3.TIMBER CAFE
インパールでは一番有名なカフェTIMBER CAFE。グーグルでの評価も高い。
夜も営業している数少ないレストラン。
夜はテラス席がライトアップされていておしゃれ。
メニューも充実していて洋食が食べられる。値段は少々高め。
こちらがアイス・ブラック。
西洋人がよく利用している。
4.Fika
インパール国際空港のすぐ近くにあるカフェ&スタジオ。
有料だがWiFiが利用できるのでフライトを待つ間や待ち合わせの間コワーキングスペースとしても利用できる。
外のテラス席からはインパール空港の離着陸する飛行機を眺めながらコーヒーを愉しむことができる。
インパールの中心部から少し離れているので、より落ち着いた静かな環境が欲しい人にはおすすめ。
値段もカフェとしたら普通くらい。
5.Cafe Delight
こちらもリーズナブルでこだわりのコーヒーを飲むことができるおすすめのカフェ。名前が「Cafe Delight」。
コリアンテイストなカフェでキンパやキムチが食べられる、洋食もある。
紅茶をポットで提供してくれるサービスがあって、4杯分くらい飲むことができる。みんなでお得にシェアもできるのでおすすめ。
ビジネスマンたちがよく打ち合わせなどでも利用している。
韓国伝統の衣装チマチョゴリのレンタル&撮影サービスもあるようで、ローカルの若い人にはとっても人気らしい。
立地が少し分かりづらいのが難点、でもメインから歩いて3分ほど行ける。
6.Dweller Teas & Snacks
Dweller Teas &Snacksはいろんなフレーバーのハーブティーをリーズナブルに愉しむことができるカフェ。
自社でハーブティーを生産、販売をしている。
原料はマニプール産にこだわっており、オーナーイチオシのフレーバーはレモングラス&ジンジャー。
店内の雰囲気もとてもいい、フレーバーティーと一緒にバナナの葉っぱに盛り付けられたシンジュを食べるのがおすすめ。
ハーブティーでマニプールの魅力を世界に発信しようとするオーナーの思いが伝わってくる。
7.De Avenue Cafe
インパールにあるソファーが気持ちいいカフェ。
値段も高くなく、少し休憩するのにちょうどいい場所。
おすすめは下の写真のアイスクリーム+フルーツのトッピング。ホットコーヒーとの相性抜群。
店内も掃除が行き届いておりスタッフの対応も丁寧で気が利いている。隠れた癒しスポット。
8.Ukiyo Bookstore
インパール空港から市内に向かう途中にある本屋兼カフェ。
オーナーが日本好きのようでこの名前を付けたそう。
店の外観も和のテイストを取り入れていておしゃれ。
店内には日本の浮世絵や漫画のポスターがいくつか貼られている。
店内は狭いけど淹れたてのコーヒーは美味しい。
最近日本にも進出し始めたインドのコーヒー豆”Blue Tokai”を日本のコーヒーキットを使って淹れてくれる。
9.Imphal Cafe
インパールの最高級ホテル”インパール・バイ・ザ・クラシック”の中にあるカフェ。
インパールだけでなく、マニプールでは最も格式の高い高級レストランだ。
初めにフィンガーボールで手を洗うような場所
ホテル自体も政府関係者御用達のホテル。
料理の写真を撮り損ねてしまった。こちらは最後のデザートの写真。
とっても美味しかった。これくらいのレストランになると料理の品質は安定しているのでいつでも美味しい料理が食べられる。
英語の使えるウェイトレスに細かい注文もできるのでありがたい。
10.Brew Town
ガソリンスタンドの敷地内にあるコーヒーショップ。
隣のあっまーいワッフル屋さんとの相性抜群。
コーヒー自体は少しだけ高めの値段設定、でも本格的な味でやや酸味が強い印象、でもおいしい。
豆の種類、味は変わる可能性があるので参考までに。
テラス席が少し騒がしいのが残念ポイント。
BrewTownの地図情報が無かったので、下のGoogleマップはすぐ隣のワッフル屋さんの地図情報。
11.Mr.IDRI
おしゃれなドーサを食べたいならこちらのMr.IDRIがおすすめ。
ドーサは南インドでとてもポピュラーな食べ物。
ここでは深いコクのあるフィルターコーヒーを飲むことができる。ブラックではないけど。
こちらは裏メニューのマフバリ・ドーサ。
マフバリは昔のインドの王様の名前らしい。
インド人の友人が注文していたのを見て初めて知った。とっても大きいので2、3人で食べることができる。
インパール市内のおすすめカフェはこんな感じ。
どれもアクセスの良い場所にあってオートを使ったり、徒歩で少し歩くだけで行けるはず。
マニプール郊外のカフェ9選
ここからはインパールの郊外、マニプール州の辺境にある外国人観光客にもおすすめのカフェを9ヶ所ご紹介。
ドライブしながらインパールを抜け出して静かな場所で一息つきたいという時などに私たち日本人がリラックスできるカフェ&レストラン。
観光スポットにある大人気カフェから、地元の料理を味わえるエスニック系、はたまた観光客は誰も来ないであろう場所に佇む日本のサブカルをコンセプトにしたのカフェまで色々ご紹介。
最後に地方のカフェを利用する際に知っておいてほしいポイントもご紹介。
Sangai Cafe & Sendra Hotel
北東インド最大の淡水湖ロクタクレイクの湖畔、少し高台になっているところに佇むカフェ&レストラン。名前は”Sangai Cafe & Sendra Hotel”。
ホームステイも併設されていて宿泊客も利用している。
観光シーズンになると多くの客で賑わっている。
こちらの施設はインパール市内にあるCLASSIC HOTELが経営しているもので、サービス全体のクオリティも高いのがおすすめの理由。
入場自体に一人10ルピーほど必要。
R4 Cafe
食事スペースがオープンの座敷テラスという特徴あるレストラン。
天気の良い日は2階の座敷スペースで風を感じながら食事をすることができる。
ここのシンジュ(Sinju)はハスの柔らかい葉(新芽?)で包んで食べる。
美味しい。蓮の葉は歯ごたえがよく、クセもないので辛いシンジュと合う。
値段もリーズナブル。筆者も日本からの友人をここに連れてくる。
ロクタクレイクに向かう途中にある隠れた名店。
Google Mapには店舗が出てこなかったので大体の場所を、、、
al Hayat (アル・ハヤット)
地元の人にも人気のある有名店。
インパールから30分ほど車を走らせたところにあるイスラム料理のレストラン。
清潔感があり冷房も効いているオシャレなイスラム料理店は意外と少ないので貴重な場所。
特にビーフビリヤニ、マトンビリヤニが美味しい。
イスラムの人が作るビリヤニは大抵安くて美味しいのが特徴。毎日食べると太るだろうけど、、、
UMAMI HOUSE
インパールから車で30分走らせたところにあるUMAMI HOUSEは日本のサブカルを取り入れたレストラン。
日本のアニメキャラを壁に書いたり日本の桜のイミテーションが飾られている。
オーナーが日本のサブカル好きらしい。なんとメニューには日本のラーメンもある。
オーナーが人気漫画に出てくるラーメンをみて自分も食べたいと思い、独学でレシピを考え出したらしい。
メニューは日本食だけでなく、韓国料理のキンパなども食べられる。
ここのベジタブルスープがとっても美味しかった。日本人好みのとっても優しい味。
こちらもGoogle Mapにないので大体の場所をご紹介しておきます。
Shimm's Cafe
マニプール北東部にある街Ukhurul(ウクルル)にあるShimm's Cafe。
Ukhurulまでの道のりは険しく、車で3時間半ほどかかかる。
Shimm's Cafeはウクルルまでの移動で疲れた体を癒すのにぴったりの場所。
筆者がウクルルに行った時には必ず訪れるカフェ。
ウクルルの美しい山間の景色を見ながらコーヒーと手作ケーキをいただくことができる。
中でもパンプキンケーキはカボチャの味がしっかりしていてとってもおいしい。(ケーキの種類は変わります。)
店内が清潔でオシャレ、壁一面がガラスになっており、そこから見えるウクルルの渓谷の景色は絶景!
店員さんの対応も良いのもおすすめの理由。
THE PLACE MUSIC AND GRILL
夜の営業もやっているカフェレストラン。
オーナーはタンクール人の女性で日本の巻き寿司も作れるそう。
タンクール人はマニプールの部族の中でもマジョリティーの部族で、大抵英語も話せるので注文は英語でOK。
筆者が行った時には店内ではオーナーの子供が静かに遊んでいた。
落ち着いた雰囲気のレストラン。夜になると店の照明もオシャレ。
HK STONE POTTERY
HK STONE POTTERYはウクルル市内にあるカフェレストラン。
食器は全てウクルル地方の地元特産の陶器Black Stone Pottery(ブラックストーンポッタリー[別名:ロンピポッタリー])を使用している。
オーナーはタンクール人、弟がブラックストーンポッタリーの有名な陶器師。
店内にも彼の商品がインテリアとして並べられている。
黒光するシックな見た目とは裏腹に、素焼きの暖かさもあるこのポッタリー。マグカップは口当たりがとても優しい。
こちらのカフェで出される料理を一層引き立てる。
こちらも大体の場所がこちら、、、
Gracias Restaurant
インパールからウクルルに向かう途中にあるレストラン兼ホームステイ。
山の山頂付近に位置するここではキャンプサイトも併設されていて、テントも貸し出されている。
すぐ近くにある山の山頂から見えるミャンマー国境沿いの山々と、静寂の中沈む夕日は圧巻だった。
オーナーは英語のできるタンクール人。
筆者が冬の時期にホームステイを利用させてもらった時にはとても気遣い親切にしてくれた。
店内はタンクール民族の伝統文化が壁に描かれている。
ビリヤード台も設置されていて夜にはバーになるみたい。
Gaby's Cafe (ギャビーズカフェ)
マニプール州南東部のTengnoupal地方にあるカフェ&レストラン兼ホームステイ。
マニプールの外国人旅行者としてこのカフェを訪問するのは最高難易度。
でも秘境感があって素晴らしいカフェなので紹介はしておきたい。
インパールに住むローカルにも大人気のカフェ。ドライブで訪れる客が多い。
霧の多い地域だが、タイミングが良ければ山頂に造られたテラスからミャンマーにつながる広大な大地と真っ青な空を一望できる。
こんな感じ↓
ただし行く途中で1ヶ所軍隊の検問を通過する必要がある。
名前、パスポート番号、電話番号、出発地、目的、車のナンバーなどを聞かれる。
怖がる必要はないけど日本人の旅行者にとっては緊張するかもしれないので、心の準備はしておこう。
地方のカフェを利用する際のポイント
インドの地方にあるカフェレストランを使用する際に知っておいてほいしポイントをいくつかご紹介。
できれば営業しているか事前に確認
簡単に言えばGoogle Mapなどのネットの店舗情報を鵜呑みにしないでほしいということ。
地方のレストランは地元の用事や祝祭日、収穫の時期の影響で臨時休業することがある。
それでなくてもすぐに閉店してしまうことも多い。
Google Mapに載っている電話番号が使えたら事前に確認するのがベター。
電話番号がなくても大抵はお店のWhatsappやfacebookアカウントがあるのでアプリを通して効いてみるのもあり。
その日に作れないメニューもある
インドの地方部では食材調達が思うようにできないという事情がある。
冷蔵庫や冷凍庫があっても頻繁に起こる停電のせいで食材を長期保管できないこともある。
業務用の発電機などを持てない小さいレストランであればなおのこと苦しい立場にある。
カフェに行ってこちらが注文したものが作れないと言われるかもしれないけど、店側にもどうしようもない事情があるということも理解してあげてほしい。
お店が作れるものを食べてあげるという心の余裕も持っておこう、インドだけでなく海外の田舎のカフェでは結構あること。
マニプールのカフェで注文する時のポイント
最後にマニプールのカフェで注文する際のポイントを少しご紹介。
”辛くしすぎない”ように注文する
マニプール料理はびっくりするくらいに辛いものがあるのでご注意を。これはマニプール州の七不思議の一つ↓
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カフェで食事を注文する際には辛すぎないようにお願いしよう。
特に”Sinju[シンジュ]”と呼ばれる地元のサラダは普通に注文すると結構辛い。
辛いかどうかを店員に聞いても彼らからすれば辛くないので、あまり参考にならないことも。
辛くないように注文するには、料理名を伝えてからマニプリ語でこんな感じに伝えられる↓
・辛くないのをください。
→Morok sadaba pibiyo. [モロク サーダバ ピービユ]
・そんなに辛くないのをください。
→Yamna morok sadaba pibiyu. [ヤンナ モロク サーダバ ピービユ]
・私は辛いものが食べられません。
→Eina morok saba chaba heite. [エイナ モロク サーバ チャーバ ヘイテ]
・唐辛子を入れないで下さい。
→Morok hapkanu. [モロック ハッ(プ)カヌー]
こんな感じ。定員にはゆっくりはっきり言おう。
インドのコーヒーは基本ミルクと砂糖入り
インドではブラックコーヒーを飲む文化がもともと無い。これはマニプールも同じ。
道端のローカルのお店でメニューにCoffeeと書いてあっても、大抵はミルクと砂糖が入っている。
少し高級なインド料理屋でフィルターコーヒーを注文しても同じ。
砂糖とミルク入りでも美味しいのでそれはそれでいいけども。
ブラックは注文できる場所とできない場所があるので、飲みたい人は注文の時に確認しよう。
マニプール州のおすすめカフェ まとめ
今回はマニプールの州にある日本人旅行者におすすめのカフェを20ヶ所をご紹介した。
旅行先で休憩できる癒しのカフェは本当に貴重。
いつか何かでもし、、、もしマニプール州にふらりと訪れる時が来た日には、是非この記事を参考にしてみてほしい。