「旅先のインドで風邪をひいてしまった、薬局に行ってもたくさんあってどの市販薬を買ったらいいのかわからない〜っ!」という方のために。
この記事ではマニプール州を含め、インドの地元の薬局で観光客が購入できるローカルお墨付きのおすすめの市販薬をご紹介。
ほとんどは地元ローカルの人が調子が悪い時に使用しているもの。 下痢、咳、風邪、切り傷、胃酸過多など、旅先で起こる一般的な不調不良にどんな薬が人気なのかをご紹介。
インドを訪れるのであれば、この記事の内容は知っておいて決して損はないのでぜひ参考にしてみてほしい。
注意: 特定の健康上の問題がある人は、常に自分の処方薬を携帯することをお勧めします。
インドで買えるおすすめの市販薬
インドで、日本人の私たちが自分に合った市販薬を買うことの難しさを知っている人も多いはす。
インドは”薬大国”と言えるくらい市販薬が多く多種多様で、その中から自分に合ったものを選んで購入する必要がある。
風邪薬とひとえに言っても4、5種類のタブレットが出てくる、そこにたくさんの抗生物質が加わることもある。
しかもどれも似たような見た目で説明は全て英語。そしてどれも程よく怪しい。
ということで今回この記事のために実際の薬屋さん(PARMACY)に協力してもらい色々教えてもらえたので、その情報をもとにまとめてみた。本当に感謝!
インドの薬局で手に入るおすすめの市販薬の一例を、症状別にご紹介。(価格はあくまで参考価格)
せき・風邪
・Sinarest (Rs 91.50 per 15 tab)
インドは日本と気候が大きく異なるため風邪の症状が出る人も多い。
インド国内で移動しながら旅行する場合でも、寒暖の変化が激しく風邪をひいてしまうのだ。
この薬↑は鼻づまり、鼻水、涙目、くしゃみなど風邪の症状を緩和させる効果が期待できる風邪薬。
この薬はローカルの人も常備薬としてストックしている。、鼻詰まりの時はいつも飲んでいる。
Cetrizine (Rs 17.30 for 10 tab)
この薬は、鼻水、くしゃみ、鼻や喉や目のかゆみ、蕁麻疹などの一般的なアレルギー症状を緩和するためのもの。
少し眠くなるので寝る前に飲むのがおすすめ。車の運転はやめておこう。
Parasafe (Rs 10.19 for 10 tab)
この薬は痛みをやわらげる薬だが、解熱剤としても飲まれている。
これもローカルの人たちの常備薬の一つ。 熱を下げるのにとても効果的。
ただし人によっては吐き気や、胃痛などの症状が出る人もいるらしいので初めは用心して使うべし。
Biorex dx ( Rs 127.40 per bottle)
インドで市販されている咳止めシロップもびっくりするほど種類が多い。こちらはどこの薬局でも比較的簡単に手に入る一般的なシロップ。
インドでは咳が2種類(ドライとウェット)に分けられる。ドライ系というのは日本で言う空咳のようなもの。
薬局に行くと大抵はじめに聞かれるので答えられるようにしておこう。
このシロップはドライの咳に効果が期待できる。 また鼻水、涙目、くしゃみ、のどの炎症などのアレルギー症状を緩和する効果が期待できる。
比較的安心して使える薬。
皮膚感染症
Dermi 5(Rs 85 per tube)
インドでは細菌による感染症などにも注意しておく必要がある。
細菌や真菌によって引き起こされる皮膚感染症がある。
このDermi 5クリームは、症状を緩和し、感染症の増殖を抑える効果が期待できる。
頭痛
Crocin
Crocin薬は鎮痛剤であり、解熱剤としても飲まれている。
太陽の下で長時間外に出ていた日の長いスクリーンタイム、強い日差しに長時間晒されることからくるストレスなどの頭痛はインドでもよくあること。
このCrocinはローカルの常備薬。
人によっては稀に胃痛、吐き気を感じる人がいるのでご注意を。
痛み止め
Aldigesic ldigesic-SP (Rs 120 per 10 Tab)
この薬は筋肉痛、関節痛などのさまざまな状態の痛みや腫れを和らげるために使用されているもの。
Aldigesic-SP 購入時に注意すべき症状として以下を説明される。
- 吐き気
- 胃痛
- 消化不良
- 胸焼け
- 食欲減少
- 下痢
こうやってみれば使いたくなくなるが、ほとんどの場合そこまで深刻なものではないらしい。
O2 (Rs 164.50 per 10 Tab)
この錠剤は感染症などの症状を緩和させる目的で使用されるもの。 ローカルもよく使っている。
人によっては、飲んだあと、、
- 吐き気
- めまい
- 頭痛
- 不眠症(寝つきが悪い)
- かゆみ
- 下痢
などを感じることがあるらしい。使用はあくまでも慎重に。
LOMOFEN (Rs 48.80 for 10 Tab)
こちらのロモフェン錠は下痢の時に飲まれている薬。 下痢の原因となる細菌を減らす効果が期待される。
また胃の痛み、けいれん、軟便などのよくある症状の緩和に高い効果が期待される。けっこうおすすめ。
消化不良/胃酸過多
Digene tablet (Rs 21.95)
マニプールのローカル料理は辛いっ!特に日本人には!
そんなスパイシーな食べ物は長旅の疲れが貯まっている時などに胃に不快感を与えることがある。
この市販薬は一般的に胸やけ、胃酸過多、膨満感、胃の不快感、腹痛に使用されるもの。 この錠剤は通常安全で、使用後の注意すべき症状なども特にないらしい。
やけど
Burnowin (Rs 45)
こちらは火傷、切り傷などの皮膚からの感染症に使用される。
この軟膏は主に皮膚からの細菌感染を防ぐ効果があるとされている。
虫刺され
Odomos (Rs 50)
マニプールに限らずインドでは蚊が媒介するデング熱などに注意してほしい。
Odomosは虫除けクリームとしてインドではかなり有名、臨床的に証明された蚊忌避剤のブランド。
これはローカルだけでなく、インドに駐在している日本人などもよくおすすめしている。
オドモスの良いところは刺激が少ないこと、肌に負担をかけず香りも良く、効果が長持ちする。
より成分にこだわった刺激の少ない子供向けのタイプもある(写真の↑)ので、肌の弱い方にはそちらがおすすめかも。
関節炎/筋肉痛
Moov cream (Rs 135.00)
Moov クリームは腰痛、関節痛、炎症、捻挫、肉離れ、こわばった筋肉を緩和する効果があるとされる。
患部の痛みや腫れを軽減する効果が期待される。
効き目も早く長く続くとされていて地元ローカルにも人気。 ミントの香り?がやや強め。
腹痛
Cyclopam (Rs 51.20)
胃腸の鈍痛などの緩和に使用されるタブレット。
これも一般的によく使われている、1時間もかからずに楽になるらしい。
効果が高いとされていてローカルの人にも有名だが、 可能な限り短い時間、少ない頻度で使用するのが最善。
咳止めトローチ
Strepsils (Rs 24.00)
これは抗菌性のトローチで喉の痛み、イガイガ等の不快感をすばやく和らげるドロップ。
こちらは筆者もとってもおすすめ、、、、美味しいから。しかも数種類のフレーバーがある。
ローカルも御用達のトローチ。大抵はいつもポーチに入っていて、風邪や軽度のアレルギー(ほこりや寒さ)で喉が痛くなったときは舐めている。
こちらは喉の感染症を治すわけではない、あくまで症状を和らげる効果があるというもの。
これはただのキャンディーではなく薬用キャンディーであるため、必要以上に使わないようその辺りは注意が必要。
番外編 旅行前に日本で買っておくといい市販薬
最後に少しだけ番外編。
インド旅行前に日本で買っておくといい市販薬を少しだけ筆者がご紹介。
乗り物酔い
アネロン ニスキャップ
インドで乗り物酔いは日常茶飯事。
ドライバーの荒々しい運転での長距離移動、急ブレーキ急発進。整備されていない道路、ボロボロの車 etc、、、原因を挙げればキリがない。
こちらのアネロン ニスキャップはインドの激しい乗り物酔いもかなり楽になるので、移動の前、乗り物酔いが予想される時には飲んでくのがおすすめ。
筆者のインド滞在中の常備薬。
風邪
パブロンゴールドA<微粒> 44包
こちらも筆者の常備薬。
インドという過酷な環境で風邪気味になった時、すぐにこれを飲んで十分睡眠を取れば大抵体調は改善されてきた。
タブレットタイプの方が飲みやすいけれども、瓶に入っているせいで日本から持って行く時に荷物になってしまう。
顆粒タイプは個包装で持ち運びしやすく、バックパック旅行でも重宝するのでおすすめ。
インドで買えるおすすめ市販薬まとめ
今回はインド、特にマニプールの地元で手に入る市販薬について紹介した。
今回紹介した市販薬のは大抵どこの薬局でも手に入る。もしなかったとしても同じ効果のある別のメーカーの市販薬も教えてくれるはず。
インドはジェネリックの薬がとっても多いので、名前が違うだけで成分は一緒という薬がとても多い。
インド旅行を快適に楽しむために、この記事を参考にしてみてほしい。
※症状が続く場合は必ず医師の診察を受けてください
※短い時間で服用し、効果のある最低用量で服用することが最善です