今回はマニプール生まれマニプール育ちの友人が自信を持っておすすめするローカルフード8つをご紹介。
ローカル、ツーリストの区別なくみんなに愛されているマニプールのソウルフードをご賞味あれ。
①Eromba(エロンバ)
エロンバはマニプールで最も人気のある料理の 1 つで、さまざまなコミュニティ、どの部族でも広く愛されている。
マニプリの家庭ではカレーと一緒に出てくる定番のサイドメニュー、やはり辛い。野菜の塩辛なんていう人もいる。
主な食材は干物や発酵魚(ンガリ)と地元で採れる野菜。通常じゃがいも、たけのこ、豆などのゆでた野菜と発酵した魚を唐辛子と一緒にすりつぶして作ったもの。
写真は混ぜる前の材料、見た目はあんまりかもしれないがとってもいろんな野菜の味が引き立ってこれがまた美味しい。
最後に、スライスしたタマネギ、コリアンダーの葉、その他のハーブを飾って完成。とても健康的!
この料理の作り方は家によって異なり、味も辛さも多少異なる。エロンバは発酵魚なしでも作れる料理。
ご飯との相性抜群の大人気フード!
NGA ATOIBA THONGBA(ンガ・アトイバ・トンバ)
ンガ・アトイバ・トンバ(Nga atoiba thongba)はマニプールの珍味の 1 つ。”ンガ”はマニプリ語で魚のこと。
海水魚、淡水魚を問わずこの料理は作れる。エンドウ豆、ジャガイモ、トマトなどのさまざまな野菜を揚げてから、新鮮な魚を揚げます。グレービーソース(ルゥ)の味付けには、数種類のスパイスが使われている。
辛い、いやはや辛い、そしてローカルの人は辛い料理を”常に唇を叩く”というみたい。
この料理は通常時間がかかりますが、深い味で風味豊かな料理。
辛いものが好きな方は必ず食べてほしい!
OOTI/ Porridge(オーティ/ポリッジ)
オーティ(Ooti) はマニプールのマイルド風味のベジタリアン料理。
グリーンカレーのような見た目だが、こちらはそんなに辛くない。
米、乾燥エンドウ豆またはグリーン ピース、さまざまな種類の野菜を重曹を使って調理したもの。この料理のポイントは重曹、これがこの料理に独特の風味を与える。ロティやパラタと一緒に出されることも。
ootiの作り方にはいくつかのバリエーションがあり、使用する材料に基づいて異なる名前が付けられています。
・Ooti Ashangba (Green Ooti)
・Ushoi Ooti (Bamboo shoot ooti)
・Sagolhawai Ooti (Black lentil Ooti)
など
これは伝統的に、マニプールのカン祭でキチュリ(豆粥)と一緒に出されます。
CHAGEM POMBA(チャゲム・ポンバ)
Chagem pomba(チャゲム・ポンバ) もマニプリの郷土料理でカレーの一種。
発酵大豆(ハワイジャー:日本の納豆)、チャゲム(カットライス)、パコン(コリアンダー)を主原料とし、さまざまな野菜やハーブを使用して作られたもの。
マニプリの地元の人はこれが大好き。
Chagem pomba には強いにおいがあり、初めて食べる時に嫌がる人もいるかも。でも食べてみないとわからない味、きっとマニプール旅行で忘れられないカレーのひとつになるはず!
KANGSOI(カンソイ)
カンソイは野菜のシチュー??みたいな料理。
この料理はどこの家庭でも食べられ、どの季節でも食べられている家庭料理。
油をたくさん使わないので暑い夏の時期はより美味しく食べられる。旬の野菜をふんだんに使っている。そのためハワイトラク(エンドウ豆)カンソイ、コビ(キャベツ)カンソイなどの野菜に応じてその名前が付けられます。
準備は非常に簡単です。野菜は、発酵させた魚や他のハーブ、そして私たちが選んだ野菜と一緒に煮るだけ。とてもシンプル、でもヘルシーで栄養価の高い料理。
コリアンダーを添えると風味UP。あたたかいご飯と一緒にどうぞ!
PAKNAM(パクナム)
マニプールで有名なヘルシースナック、パクナム。
おかずであり屋台の食べ物でもある。マニプリ・ピザなんて呼び名もある、別の種類のパンケーキとしても有名らしい。
名前と料理が1対1になっていないことはマニプリ料理ではあるある。
準備は簡単、ベサン(ひよこ豆の粉)、さまざまなハーブとスパイス(青唐辛子)、ニラ、野菜、主原料のンガリと呼ばれる発酵した魚を適切にすりつぶし、最後にターメリックの葉で包むととても食欲をそそる香りが。さらにバナナの葉で包み、蒸したり焼いたりお好みの食べ方で。
パクナムは紅茶やコーヒーと一緒に召し上がれます。夜のおやつにぴったり!
さぁ、スパイシーパンケーキ食べてみよう!
BORA(ボラ)
ボラはマニプリの民族料理の一つです。野菜の唐揚げのような。
マニプールで最も人気のあるスナックでありおかず、前菜の 1 つ。
玉ねぎ、じゃがいも、茄子、カリフラワーなどの薄切り野菜をひよこ豆粉の衣と混ぜて揚げたもの。
路上で数十ルピーで売られている。売り場の近くはいつもいい香りがしている。
ボラにはさまざまな種類があり、卵、エビ、ハーブのボラなどです。個人的にはロクタク湖で獲れたエビで作ったボラが特に美味しい。
特に寒い日には、ソースと熱いお茶またはコーヒー(カフェオレ)を添えたホットボラが完璧にマッチする。
SINGJU(シンジュ)
Singju はスパイシーなサラダで、マニプールで非常に人気のあるおかず、スナック。Singjuとは”混ぜた野菜”を意味しているらしい。
季節のさまざまな野菜を具材に、主な調味料にんがりとトイディングベサン(シソの粉とひよこ豆の粉を煎ったもの)を合わせたヘルシーな料理。
使う葉っぱによって、シンジュは異なる風味と食感になるのがシンジュの魅力の一つ。
キャベツ、蓮の茎、バナナの茎または花、熟していないパパイヤ、蓮の茎などの野菜。 そしてミミシンジュとして知られるもう 1 つの非常に人気のあるシンジュは、砕いたミミと呼ばれる乾麺が混ざっていてとってもおすすめ。
シンプルだけど味は抜群!そして、辛いものが好きな方にもピッタリ!
マニプールローカルフードまとめ
「マニプールのおすすめローカルフードがこんなにもあるなんて知らなかった。。。」というのが正直な印象。記事にして初めて気づいた。
マニプールの多様性の中で生まれたローカルフード、マニプールの人が愛してやまない美味・珍味をぜひ一度ご賞味あれ。