マニプールでの生活

【体験記】エポス保険で北東インドマニプールの歯医者に行ってきた!どんな感じ?治療費は?

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北東インドマニプールの歯医者に、筆者がエポスクレジットカードの海外保険を利用して行ってきた話。いろいろ大変だったけど興味深かったという話。

海外では地元のスーパーや病院などに行くと、ローカルの人たちの暮らしがよくわかる。

今回はインドの歯医者、特に辺境の地マニプールでの歯医者がどんなものか、診察の流れやその治療費などを紹介する記事を書いてみた。あくまでもほんの一例だけど。

マニプールの歯医者に行った経緯

ある時チキンカレーのチキンの骨を思い切り噛んだ際に治療済みの歯の詰め物がとれた。

エポスクレジットに電話で確認すると、海外保険が使えるというのでマニプールの歯医者で治療してもらうことに。

エポスクレジットカード海外旅行の傷害保険の支払い方法は大きく2つ

治療費を先に自腹で払い、後で保険会社が払い戻してくれる場合と、保険会社が病院に直接治療費を支払ってくれる”キャッシュレス・メディカルサービス”。

海外で所持している現金をたくさん使いたくはない。それに治療費が高額の場合、現地の通貨でそれを準備するのもむずかしい。

そんな時に”キャッシュレス・メディカルサービス”がとても便利。

受付で自分のエポスクレジットを見せるだけで終わり。治療費は保険会社が病院に払ってくれる。

エポスクレジットカードの海外保険の治療費は”払い戻し決済”と”キャッシュレス・メディカルサービス”の2種類

ただキャッシュレス決済を利用する際に注意したい点が2つほど、、、

  1. 特定の病院でのみキャッシュレス・メディカルサービスが可能
  2. 急な診察には使えない。

エポスクレジットカードのキャッシュレス・メディカルサービスを利用できる病院がきまっている。

日本人が渡航することの多い国の首都圏や都市部では対応している病院が多い、ただしマニプールには無い。

またキャッシュレス・メディカルサービスで病院を利用する場合は事前にエポスクレジットカードの海外保険ヘルプデスクに伝えておく必要がある。

なので急な病気や事故では使えない。この2つは注意しておこう。

エポスクレジットカードについて詳しく書いた記事はこちら↓

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今回はマニプールでの治療なので治療費は一旦自腹で支払うことに、、、

インパール最大の病院へ

今回初めに行ったのはマニプール最大?最も有名なRIMS病院へ。

マニプールの病院に関して、詳しくはこちらの記事を参考に↓

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病院の敷地内で専門分野が分かれている。教えてもらいながら歯科専門の病棟へ、

これが受付、受付は外で行われる。受付開始は夏季は午前8時から冬季は8時半から。すでに2人程並んでいた。

受付が始まると初診の列に並んで待つ、受付では住所、電話番号、名前を言って終わり。

受付の人は日本人の名前に慣れていないので綴りがわからない人も多い。パスポートの記載の名前のローマ字表記を見せると確実かも。

1st STAGE 1番の部屋

受付でまず10ルピーくらい支払う。それから中に入って1番の部屋の前で少し待てという指示。

病院の中はなんというか日本の古い学校のような感じ、ちょっと暗くて冷暖房はなく、天井にあるシーリングファンが回っているだけ。

脇に置かれた植物が一生懸命に空間を明るく彩ろうとしている。

1番の部屋がわからない、部屋番なんてどこにも書いてない。

後から来た地元の男性も迷っていてこちらに聞いてくる、近くにいたスタッフのような人に聞いて分かった。

15分ほどすると、下の写真にある廊下の一角で再度受付?をする。今度は名前を呼ばれる点呼式。

その後掃除のおばちゃん?が大きな土嚢袋を持ってきた、逆さにしてその中身を廊下にばら撒いた。中は大量のくたびれたヨレヨレスリッパだった。

これを履いて部屋の中に入れということ。診察室の中は土足禁止、でも履くのを躊躇する汚れ方のスリッパだった。

中に入ると大きな部屋の両側に歯医者にある診察台がたくさん並べられている。案内されるまま診察台で寝て待つ。

待つこと15分ほど、一人の女性の先生が来て症状を聞いてくれた。ようやく診察がはじまった。

とても親切な先生だった、なぜ日本人がここにいるんだろう、なぜマニプリ語を話すんだろう、、、いろんな?が頭に湧いていることが先生の顔に出ていたが、それは横に置いて最後まで丁寧に症状を聞いてくれた。

2nd STAGE 6番の部屋

しばらくして今度はとれた詰め物を持って6番の部屋に行くように言われた。1番の部屋を出て6番の部屋を探すがやはり見つからない。

結局人に聞いてみると、外に出て別棟に行かなければならなかった。

着いてみると前には5.6人の人が廊下で待っていたので自分も待つ、廊下は日本の学校の廊下のようで、たくさんの部屋が長い廊下に沿って奥まで続いている。

廊下にはベンチが置かれていて、診察を待つ人たちで溢れている。

呼ばれて部屋の中に入る、ここにも診察台が1つの部屋にたくさん並べられている。

先ほどの診察台よりも少しグレードアップされた診察台に寝てさらに待つ。

別の先生が来て症状を聞いてきたのでもう一度説明する。その後先生は少し考えていなくなった。

部屋の後ろの方でさらに経験のある上の先生ど相談してもどってきた、今度は10番の部屋に行けということ。

考えてみるとこの辺りからなんとなく雲行きが怪しくなっていた。何もかも簡単にはいかないのがインド。

場所を聞いてまた部屋移動、10番の部屋も御多分に洩れず別棟にあった。

3rd STAGE 10番の部屋

着いてみるとさらにたくさんの人が順番を待っていた。患者がどんどん増えている、朝イチから来たのにいつになったら治療が始まるんだろうと思い始める。

建物の外に置かれたベンチにはすでに座るところがない。

10番の建物の入り口では60代くらいのおじさんが怒りながら声を荒げて受付でスタッフに何か言っている。お金持ちの患者で苛立ってスタッフに文句を言っているのようだった、、、

とりあえず診断書を持っていたので私も入り口の受付へ、その後再び建物の外で待つ。。。待つ。。。まつ

名前が呼ばれたので受付に向かう、するとさっき怒っていたおじさんいる、、、、そしていきなり「見せてみろ!」と言ってこちらの口の中をいきなり見ようとする。

「いやあなた先生だったのか〜いっ!!」

スタッフに怒り散らしていた短気なお金持ちおじさんは実は先生だった!大量に押し寄せる患者を早く捌くために受付の時点でできる治療とできない治療を分けていたのだ。

いきなり受付で診察が始まる。歯の状態を確認した後、こちらにも捲し立てるように何かを言ってくる。

マニプリ語だが年齢が高いうえにものすごいスピードで話してくるので全く分からない!絵を描いて説明してくれても絵心がありすぎてわからない、、、、

先生は一通り説明した(多分)後、また急にどこかに行ってしまった。荒々しい斬新なインフォームドコンセントだった、、、、この過程は全て立ち話。

仕方ないので近くにいた親切なフタッフに先生の言ったことをもう一度説明してもらった。

結局10番の部屋では治療ができないらしい。再び6番の部屋に行くように言われる、、、、もうこのまま治療を諦めて帰りたいな〜と思い始めていた。

4th STAGE 6番の部屋再び

6番の部屋の前の廊下で再び並び直し再び待つ。

呼ばれて中に入る、診察台でまた待つ。もう要領はわかっていた。

先ほどと同じ先生がもう一度症状をチェック、その後さらに上の先生と一緒に筆者のところに来て言った一言が、、、

「ここでは治療できない、別のところに行ってくれ」だった。まさかとは思っていたがやはり驚いた、、、

どうやら筆者の歯の状態では新しい詰め物を作る必要があるためRIMS病院ではできないということ。

マニプール最大の病院でできないなんて、、、

といろいろ考えていた時にその偉い先生が「この歯医者に行けば治療してくれるはず、電話しておいたから今から行きさい。着いたら私の名前を伝えなさい」とその歯医者と自身の名前を書いた名刺をくれた。

「ありがとうございますっ!」

本当に助かった!これでなんとかなるかも!と安堵した。

経験ある方もおられるかもしれないが、海外で外国人が自力でいい病院を探すのは本当に難しい。

日本人のほとんどは海外では言語の問題にぶつかるし、より安全安心な治療を受けるために、大抵は高級クリニックや日本人が開業している病院に行ったりする人が多い。

でもそれは近くにそんな病院があればの話、北東インドマニプールには無い。

地元に詳しい人がいい病院を紹介し、状況を事前に伝えてくれているというのは本当に心強い。

ただ紹介された歯医者がGoogle Mapには載っていなかった。

なんとか聞いた説明を頼りに、迷いつつも病院に無事にたどり着いた。

さらに別の歯医者へ

紹介されていた場所がここ。名前はENDO-MAX 。

着いたのは路地裏の雑居ビルのような建物の2階にある小さな歯医者。

ここに歯医者があるなんて普通は気づかないだろう。道から見た限りでは全くわからない。

途中のフロアは住居になっているようで子供たちが階段や通路で遊んでいる。

中に入ると待合室と診察室だけの小さな歯医者があった。診察台も1つだけで部屋も小さいけどRIMS病院にあるどの診察台よりも綺麗でいいものが使われていた。

日本の地方で開業している小さな歯医者さんくらいの感じ。これを見てようやく一安心。

先生はマニプールの外から来た人のようでマニプリ語は話せず英語でコミュニケーションをとる、一人いるスタッフの人はマニプリ語を話す。

歯の状態をチェックしようやく治療が始まった。長い道のりだった。

その日は型をとって詰め物を作ってもらうことになった。後日新しい詰め物をつけることに、、、とりあえず一件落着、、、

マニプールの歯医者に行った話 まとめ

謎多き秘境マニプールの生活の1シーンをとして、歯の治療を北東インドマニプールで受けた過程をご紹介した。

筆者がお世話になった最後の病院の治療は、、、まぁ普通かちょい荒めくらい。

痛い顔をしていても「リトルペイン!リトルペイン!」と言ってくれるだけで手加減はしてくれない。

それでも女性の先生だったので少しだけ優しく治療してくれたのかも。

今回の治療費の合計は、

  • 新しい詰め物の制作に・・8,500ルピー
  • 詰め物の取り付け・・・・1,000ルピー

合計9,500ルピーだった。全てエポスの海外保険適応で払い戻される。

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インドの一般的な歯医者に行く際には一日仕事になる覚悟で行ってほしい。日本以上に気長に待つ気力が大切。

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